季節によって変わる髪の変化 ー秋冬の抜け毛、頭皮ケアのポイントー
2025.11.06
季節の変わり目になると、「最近抜け毛が増えた気がする」「髪がパサつく」と感じる方が増えます。実は髪や頭皮も、気温や湿度、紫外線などの季節要因に影響を受けており、一年を通してコンディションが変化しています。
特に夏から秋、そして冬にかけては、紫外線ダメージの蓄積や血流の変化、乾燥などによって髪や頭皮のバランスが乱れやすい時期です。「一時的な季節性の変化なのか、それとも薄毛のサインなのか」を見極めるためにも、まずは髪と頭皮の“季節リズム”を知ることが大切です。
季節で変わる「髪と頭皮」のリズム
私たちの髪には、「成長期」「退行期」「休止期」という毛周期(ヘアサイクル)があり、常に一定の割合で入れ替わっています。このサイクルはホルモンや栄養、血流、そして季節の影響も受けています。
たとえば夏は皮脂分泌が活発で、紫外線や汗によるダメージが蓄積しやすく、秋にはその影響で「休止期毛」が一時的に増える傾向があります。一方、冬は寒さによる血行不良や乾燥で、頭皮環境が乱れやすくなる季節。つまり、髪も肌と同じように「季節に合わせたケア」が必要です。
季節ごとの変化を理解し、適切な頭皮ケアを行うことで、抜け毛や細毛を防ぐことができます。
秋に抜け毛が増えるのはなぜ?
秋は、一年の中でも特に「抜け毛が増えた」と感じやすい季節です。
これは自然な生理現象でもありますが、夏の間に受けたダメージが秋に表面化することが大きな要因です。
主な原因は以下のようなものです。
- 紫外線ダメージ:夏の強い紫外線は頭皮の乾燥や「酸化ストレス」と呼ばれるサビのようなダメージが起こり、毛根に負担をかけます。
- 汗や皮脂の増加:毛穴のつまりや菌の繁殖を招き、頭皮環境を悪化させます。
- 冷房や睡眠不足による血行不良:毛母細胞に栄養が届きにくくなり、毛の成長が滞ります。
- 季節的な毛周期の変化:動物の「換毛期」と同様に、人間でも秋に休止期毛が増える傾向があります。
これらが重なることで、秋には一時的に抜け毛が増えるのです。
ただし、3か月以上抜け毛が続く場合や、分け目・生え際が目立つようになる場合は、薄毛の進行が関係している可能性も。その際は早めの専門相談が安心です。
冬の髪と頭皮トラブル
冬は乾燥と血流の低下が大敵。髪も頭皮も“冷え”と“乾燥”の影響を強く受けます。
代表的なトラブルとしては、
- 乾燥によるフケ・かゆみ
- 静電気で髪が広がる・切れ毛が増える
- 暖房による頭皮のバリア機能低下
冷えによる血行不良で毛根に栄養が届かない
これらが続くと、髪が細くなりやすく、抜け毛の原因にもなります。
冬場は、保湿効果のあるシャンプーやトリートメントを選び、頭皮マッサージなどで血流を促すケアがポイントです。
季節の変化に合わせたヘアケア方法
秋冬は「ダメージを補い、保湿と血流を意識するケア」が基本です。
おすすめのケアポイント
- シャンプーは低刺激タイプを使用(洗いすぎ注意)
- 入浴時に頭皮マッサージ(指の腹で優しく円を描くように)
- ドライヤーは温風→冷風で仕上げる(熱ダメージを防ぐ)
- 加湿器や頭皮用美容液で乾燥対策
「季節が変わったらケアも変える」意識を持つことで、髪と頭皮を健やかに保ちやすくなります。
食事と生活習慣で整える髪のコンディション
髪の健康は、外からのケアだけでなく、内側からの栄養補給も欠かせません。
特に秋冬は代謝が落ち、血流が悪くなりやすいため、栄養バランスを意識することが大切です。
髪の成長を支える主な栄養素
- タンパク質 :髪の主成分「ケラチン」を作る材料
- 鉄・亜鉛 :毛母細胞の働きを助ける
- ビタミンB群・E:血流や新陳代謝をサポート
- オメガ3脂肪酸 :頭皮の乾燥を防ぐ
睡眠不足やストレスも毛周期を乱す要因です。
規則正しい生活リズムを整えることで、季節の影響を受けにくい髪づくりにつながります。
抜け毛が長引くときは専門医に相談を
季節の変化による一時的な抜け毛は、数週間〜1か月ほどで落ち着くのが一般的です。
しかし、長期間続いたり、分け目・前髪・頭頂部のボリュームが気になり始めた場合は、AGAやFAGAなどの薄毛症状が関係していることも。
近年は、生活習慣やストレス、ホルモン変化が重なって発症するケースも多く見られます。気になるサインがあるときは、「様子をみる」よりも「確認して安心する」ことが大切です。早めの相談が、健やかな髪を守る第一歩になります。



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