抜け毛には理由がある。毛髪サイクルについて

抜け毛には理由がある。毛髪サイクルについて

2025.08.07

「最近、シャンプーのたびに抜け毛が増えてきた…」「もしかして、ハゲ始めた?」そんな不安を抱えている方へ。
実は、抜け毛=異常とは限りません。髪の毛には「生え変わるサイクル」があり、健康な状態でも1日50〜100本は自然に抜けるとされています。
では、どんな抜け毛が「正常」で、どんな状態が「注意すべきサイン」なのでしょうか?
このコラムでは、抜け毛のしくみと毛髪サイクル(ヘアサイクル)について、わかりやすくご紹介します。

そもそも髪は、なぜ抜けるのか?

髪の毛は、永遠に伸び続けるわけではありません。
「生えて」「伸びて」「抜ける」という一連のプロセスを繰り返しており、これが正常な状態です。

たとえば、春や秋など季節の変わり目に抜け毛が増えるのも自然な現象。動物の「換毛期」と似ており、人間にもある程度の周期的な変化があると考えられています。
問題なのは、「明らかに抜け毛が増えた」「細くなった髪ばかり抜ける」といったケース。これは毛髪サイクルが乱れている可能性があるサインです。

毛髪サイクル(ヘアサイクル)とは?

毛髪には、「ヘアサイクル」と呼ばれる成長の周期があります。
このサイクルは大きく3つの期間に分かれており、それぞれの段階を経て、1本の髪が一生を終えます。

健康な人の髪は、常に約90%以上が成長段階にあります。そして、残りの髪が徐々に退行し、やがて抜けていきます。
つまり、「抜ける=悪いこと」ではなく、髪の自然な働きなのです。

成長期・退行期・休止期、それぞれの役割

ヘアサイクルは以下の3つの期間で構成されます:

▶ 成長期(約2〜6年)

髪が太く・長く伸びる時期。毛母細胞が活発に分裂し、髪の成長を支えます。

▶ 退行期(約2週間)

成長が止まり、毛根が徐々に縮小する準備期間。髪が抜ける前の移行期です。

▶ 休止期(約3〜4ヶ月)

毛根の活動が停止し、髪が自然に抜け落ちるのを待つ期間。この後、再び新しい毛が生えてきます。

このように、1本の髪が抜けても、また次の髪が生える準備が進んでいるのが通常の流れです。

ヘアサイクルが乱れる原因とは?

本来スムーズに回るはずのヘアサイクルが、さまざまな要因で乱れることがあります。主な原因には以下のようなものがあります:

  • 男性ホルモン(DHT)の影響(AGA)
     → 成長期が短くなり、細い髪が早く抜ける
  • 加齢やホルモンバランスの変化(女性にも)
     → 髪が細くなり、全体のボリュームが減少
  • 過度なストレスや睡眠不足
     → 成長期が途中で止まりやすくなる
  • 栄養不足・偏った食生活
     → 髪を作る材料が不足する
  • 頭皮環境の悪化(皮脂・乾燥・炎症など)

これらが複数重なることで、本来何年も続くはずの成長期が短くなり、結果として抜け毛が増えるという悪循環が起こります。

乱れたサイクルが招く「異常な抜け毛」

サイクルが乱れると、まだ細く・短い状態の髪が早く抜けてしまい、次第に頭皮が透けて見えるようになります。これが「薄毛」です。

以下のような状態は、異常な抜け毛のサインかもしれません:

  • 手ぐしをしただけで何十本も抜ける
  • 抜け毛の多くが細く、短い
  • 生え際やつむじが薄くなってきた
  • 頭皮がべたついたり、かゆみ・炎症がある

このような兆候に気づいたら、毛髪サイクルが正常に働いていない可能性があります。

抜け毛に気づいたときにできる対策とは

抜け毛が気になり始めたら、以下のような対策が役立ちます:

  • 生活習慣の見直し(睡眠・食事・ストレスケア)
  • 頭皮環境を整える(洗髪・保湿・マッサージ)
  • 専門の医療機関にて相談(原因の把握・治療による対処)

特にAGAなどホルモンの影響によるものは、自力での改善が難しいケースも多いため、早めの相談が安心です。
とはいえ、無理に治療を始める必要はなく、「今の髪の状態を正しく知ること」が最初のステップになります。

おわりに

抜け毛は誰にとっても身近な悩みです。
でも、焦らず毛髪サイクルのしくみを知ることで、「何が正常で、何が異常か」が見えてきます。

自分の髪の状態に向き合いながら、必要に応じて専門家に相談することも検討してみてください。
正しい知識が、これからの髪の健康を守る第一歩になります。

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